サーモプロセス技術

投下型シャフト炉 電気またはガス加熱式

移動式急冷浴槽付き全自動投下型シャフト炉、装入スペース及び取り出しクレーンのスペースを含む

据付け式急冷浴槽付き投下型シャフト炉

投下型シャフト炉はアルミニウム合金の溶体化焼入れとそれに伴う急冷に使用されます。特に、側面が薄いアルミ部品の場合、急冷遅せ時間はドアを開けた瞬間から部品が急冷浴槽に全て浸かるまで5秒以内でなければなりません。この厳しい要求事項を満たすのは、通常はこの炉のコンセプトのみです。この投下型シャフト炉は、急冷浴槽が直接炉の下に来るように台座まで持ち上げられます。急冷の際は床が水平に横に動き、炉に装備されたリフティングユニットにより部品が入ったバスケットが急冷浴槽に浸けられます。この動きに関しては全自動または半自動的に制御出来ます。運転温度の範囲が広いため、投下型シャフト炉プラント一つで、溶体化焼入れ・急冷そして人口時効処理全てのT6−加熱処理ができます。

タイプ別投下型シャフト炉

  • 場所もとらない低価格タイプの据付け式急冷浴槽付き投下型シャフト炉 装入スペースも含む移動式急冷浴槽付き投下型シャフト炉、オプションとしては取り出しクレーン お客様の要望に応じた様々な炉や浴槽、全自動の装入プロセス用スペース

プラントの詳細

  • 作業温度の範囲は80  から600  作業温度はオプションで650  まで上昇可 加熱は基本的には電気式、直接または間接式ガス加熱も選択可能 空気の流れは場所と装入方式に応じ、水平または平行 AMS 2750 E, AMS 2770/2771、オプションとしてCQI­9といった航空及び自動車の規格を遵守しています
 

投下型シャフト炉2基、移動可能な水浴及び複数の積み込み・積み降ろしスペースからなる全自動式投下型シャフト炉プラント

ナーバテルムコントロールセンターNCCを通した制御、可視化、記録

急冷浴槽

水またはポリマー急冷浴槽は単層のステンレス製で、部品からのエネルギー抽出のため標準的に急冷媒体が循環しています。温度とレベルは監視されています。全ての浴槽は、水の給排水及び熱交換器との接続が可能です。お客様の要望に応じ、制御された急冷媒体の予熱用の加熱装置及び/または冷却用熱交換器を急冷浴槽にお付けします。冷却媒体は常時高温に保たなければならないため、蓋付きまたはなしの浴槽断熱をお勧めします。

プラントはシーメンスのPLC制御装置でコントロールされ、操作はPCソフトフェアをベースとしたナーバテルムコントロールセンターで行われます。さらに、手動運転時は、モバイルパネルで操作が可能です。

お客様のご要望に応じ、個別のプランとコンセプトを開発、製造いたします。

サイズの例最高温度有効空間寸法(mm)容量外寸(mm)加熱能力電気接続*
機種奥行き高さ(リットル)高さkW1 
FS 2000/60HAS6008001200120020005377**72三相
FS 2200/60HAS60011001100110022005550**84三相
FS 5350/60AS60014001400120053507524**196三相
FS 5670/60AS60015001500135056706452***196三相
1接続負荷は仕様によって上昇 *接続電圧に関する注記は、81 ページ参照
**移動式急冷浴槽付き
***床に埋め込み式の急冷浴槽付き
 

鋼用焼入れ・焼戻しプラント

全自動焼入れ装置、チャンバー炉2基、急冷浴槽、運搬システム、チャージバスケット4個の保管場所 マニピュレーター付きアニール炉

シュラウド炉 H 4263/12S と水浴を装備した焼入れ・焼戻しプラント

装入物は、マニピュレーターにより熱い炉の中へ装入され、熱いまま取り出された後、急冷媒体へと移動されます。

鋼のプラントの場合、アニール炉は作業温度1000℃以上で開けられます。リフトドアが開いた後、マニピュレーターが装入物を急冷媒体に移動させます。その後、装入物は熱風循環式チャンバー炉で焼き戻されます。大切なのは温度均一性です。

急冷媒体としては、油や水の浴槽が使用されます。鋼の種類と必要な冷却速度によって、装入物は空気冷却チャンバーで強制的に冷却または急冷されることもあります。

プロセス要求に応じ、段階別のソリューションを提供いたします。装入物重量の軽いものに対しては、アニール炉、急冷浴槽、手動式マニピュレーターからなる、手動式の焼入れ・焼戻しプラントが使用できます。負荷が重く装入量率が高いものに対しては、半自動または全自動式のプラントが使用されます。装入物はマニピュレーターにより熱い炉の中に装入され、また熱いうちに取り出された後、急冷媒体に移動されます。

炉の扉を開けてから完全に冷却媒体に移動するまでの急冷遅せ時間はプロセスに適応するようお客様側で詳細を設定します。短い急冷遅せ時間は、マニピュレーターを動作させます。例えば重く層が厚い部品のような急冷遅せ時間が問題とならない場合は、台車炉も使用できます。台車は電動で炉から動かされ、部品はその場で使用可能なクレーンによって取り出された後急冷されます。

長い部品や急冷遅せ時間の要求の少ない物に関しては、シュラウド炉をお勧めします。シュラウド炉は熱いうちに開けられた後、お客様のCフックのクレーンにより装入物が取り出され急冷されます。

急冷のモデルタイプ

部品を移動させるための代替案

  • 手動の焼入れ・焼戻しプラント用手動式マニピュレーター 手動の焼入れ・焼戻しプラント用電動式マニピュレーター レールで接続された2軸の、装入物の装入、取り出し及び液体媒体による急冷のための半自動マニピュレーター レールで接続された3軸の、装入、取り出し、冷却、熱風循環炉での焼ならしまたは大気ステーションへの移動をする半自動または全自動式マニピュレーター。